たまにツイッターを見ていると週末までやることがないという競馬愛好家がいて驚くことがあります。
こっちはヒイヒイ言いながらデータ分析やらで忙しすぎるのに‥他から高精度なデータでも仕入れているのか。
そう思いつつ見ていくと馬柱のみだけだったりして、そういう人はまだまだ多いんだなと気付かされます。
JRAのウェブサイトで映像つきの馬柱が見られるので、それで満足している人が多い様子。
それ私から言わせてもらうとワナです。便利になってるけど、それ以上に競馬を複雑にしているだよねJRAがさ。
今度も京都競馬場の改修で2年以上かけて色々と細工されるわけで、そうなると過去のデータも使えるか微妙になってくる。
そういう大きな改修は目立つけど、ミクロで見ると細かい改修を色々とやっていてデータ分析に影響がでてくるから面倒なんだな。
いま主流の馬柱には、そういう微細なデータ変動がまるで読み取れないから競馬予想の精度はどんどん下がるしかない。
昔の競馬はレベルが低くて対立構造が分かりやすかったから対応もできたけど、今のようにレベルが上がってくるとデータ変動の差が着順の差になって表れてくる。
競馬には、こうしておけばいいというデータ分析の手法が存在しないので一般の愛好家は馬柱を使うしかないんだよね。
馬柱なんて黒電話の時代からあるもの。そこから進化してないのだから、レベルアップした現代競馬で価値が下がるのは当然でしょう。
この時代にレースレーティングを開発できたのは幸運だったと思う。他を上回るだけのアドバンテージがあることはすでに実証した通り。
それを信じられないというのなら馬柱で勝手に予想してくれて結構。いまの競馬を理解せずに個人の理想を押しつけられても困るしね。
まだまだ、これから開発の余地を残しているけどコストがバカ高いので続けられなくなる可能性もある。
日本ってベンチャーに冷たいから30年も成長できてないわけで、そんな気風で新しいものがでてくるわけないんだよね。
これからの日本は外資にやられるシーンが多くなってくる。労働者に適正な賃金も払ってないからモノを買う時に国産信仰より価格重視になっていく。
ネットはGAFAという外資で占拠されてるし、日本の誇りだった自動車産業もITからジワリと浸食されていくだろう。
子供の将来の夢がユーチューバーや公務員という時点で国内の投資は盛り上がらない。ソフトバンクや楽天も先々は没落する可能性が高くなってきた昨今。
一流投資家のジム・ロジャーズが指摘している通り日本国内の投資に魅力がない。何かしらの変革が起こせないとダメになり続けていく。
競馬は日本のプラットフォームが優秀なのでカジノなんてやらずに日本式の競馬を広めて世界統一競馬を目指すべきだと思う。
そこから定期的な使用料を取る方がよっぽど美味しいと思うんだけど。結局、全体より一部の利益を重視する政策を取る限り無理な話か。
日本にある強みを生かさずに守りに入って増税ばかり繰り返して自滅に向かっているのが何とも言えないね。
競馬で負ける人も勝っている時に利益を温存して小さい買い、負けた途端に大きく買って取り戻そうとする。
この逆をやらないと利益は伸びないのに、人間にはバイアスが掛かるからいつも利小損大を選んでしまう。
いま負けているなら、どこを新しく開拓すればいいのかという発想が必要になる。そこから動こうとせずに利益だけ伸ばしたい。
それはおもちゃコーナーで「オモチャ買って」とダダをこねている子供と一緒でないものねだりというもの。
競馬で勝つには馬柱では獲れないオッズゾーンにどうすればアクセスできるかを考えること。面倒なら投資競馬を使って下さい。